TC.山本のブログ

子どもの虫歯が少ない都道府県No.1は…?

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山本 楓

山本 楓

歯科助手・受付 Treatment Coordinator新浦安ブライト歯科
患者様お一人お一人に、より豊かな生活を送って頂けるよう、自身の知識習得や技能向上を目標に精進を重ねて参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは!トリートメントコーディネーターの山本です(*´˘`)

2019年も残すところ1ヶ月弱となりました。

気候も一気に冬めいてきて、年末を感じさせますね。東京オリンピックの開催も来年に迫り、人生の中でオリンピックが自国開催されるのは初めてなので今からとても楽しみです。

今年の振り返りをしつつ、2020年の抱負や目標を考える時期でもあるのでしっかり考えたいですね。

さて、今回は私の出身地でもある新潟県についての歯科の話題をお届けします。

幼い頃の歯医者さんの記憶

子どもの頃、学校の歯科検診で虫歯が見つかると学校から黄色の紙が渡され、歯科医院を受診して治療し、その紙を学校に提出することで治療完了の報告となる経験を何回かしました。

小さい頃から母が定期検診に連れて行ってくれていましたが、歯医者さんがあまり好きではありませんでした。歯医者さんに行くのが嫌で駄々をこねて定期検診に行かなかった時期もありましたが、一度虫歯が見つかってからは嫌でも連れて行かれた記憶があります…(笑)

しかし、今となっては母に感謝しています。

地元にある小さな歯医者さんでしたが、先生も衛生士さんも受付の方も皆さん優しくて、帰るときに毎回シールを貰っていました。

その歯医者さんには鏡がついた子ども用の台があって、先生が使うような道具のレプリカがおいてあり、体験をして楽しみながら自分の番を待つことができました。

最初は通うのが嫌でしたが、そういった楽しみもできてきたのでだんだんと歯医者さんが嫌いではなくなりました。

子どもの虫歯は昔より減っている

1970年代は子どもの虫歯が最も多く、12歳以下の9割の子どもに虫歯がありました。

しかしここ数年ではその割合は3割程度にまで減少しています。

日本の伝統的食生活パターンは、米を中心として、大豆、野菜、魚などの国内で生産、捕獲される素材を、しょうゆ、みそ、だしなどの調理料によって味付けした副食を組み合わせたものが典型的でした。

しかし、1970年代までには、畜産物や油脂類の消費も増え、これまでの内容に畜産物や果実などがバランスよく加わった、健康的で豊かな食生活が実現しました。

これまでと食生活ががらっと変わったこともあり、子どもの虫歯は増えていきました。

しかし、歯科技術の向上や歯科に関する知識の浸透、歯科用品の充実もあり、徐々に減少傾向にあります。

新潟県の12歳の子どもの虫歯は最も少ない

文部科学省の平成30年度学校保健統計調査によると、県の12歳児(中学1年)のむし歯数は全国で最も少なく、0.3本となりました。19年連続日本一を達成しました。

また、県の中学1年生から高校3年生までのむし歯有病者の割合は、すべての学年において全国で最も低い結果となりました。

今から50年程前は子どもの虫歯が急激に増えており、深刻な問題となっていました。

新潟市の隣にある弥彦村の弥彦小学校では1970年、新潟大学の指導を受けながら週に一回のフッ素が入った水でのうがい習慣が始まったそうです。

その習慣が保護者にも好評となり、弥彦小学校の保健室に新潟大学付属歯科治療室が設置されました。

フッ素入り水でのうがい習慣の促進を行いながら治療や歯科についての教育を並行した結果、弥彦村の子どもの虫歯は大きく減少しました。

フッ素の効果

フッ素には歯の質を強くする効果と、むし歯の原因菌が酸を出すのを抑えるという2つのむし歯予防の作用があります。歯が生えてすぐ、表面のエナメル質のハイドロキシアパタイト結晶がフッ素に触れると、フルオロアパタイト結晶に変わります。フルオロアパタイト結晶は見た目は同じですが、酸に溶けにくく、むし歯にもなりにくいという性質があります。

また最近では、フッ素には小さいむし歯の部分にカルシウムの結晶をつくり、初期のむし歯を治してくれる「再石灰化作用」という働きもあることが判っています。

フッ素での虫歯予防の歴史

1971年、日本歯科医師会がフッ素の利用を推める見解を発表しました。

その後の1975年には新潟県では学校におけるフッ素うがいを創設して普及に努めました。

健康への影響を懸念してフッ素を使うことに反対する声もあったそうですが、歯科医師による説明や実証を経て1981年、県では「むし歯半減10か年運動」をスタート。

保育園・幼稚園・小中学校でのフッ素洗口のほか、歯科におけるフッ素塗布を推め、学校検診後に子どもが歯科医院を受診したかどうかを学校で管理する制度も始まりました。

(これが学校検診で配られる黄色の紙でした!)

新潟県におけるフッ素洗口実施率は9割!

県、市町村、歯科医師会、新潟大学が連携して、学校を中心に予防歯科を推めていきました。

2008年には県は全国に先駆けて「歯科保健推進条例」を制定し、フッ素利用も含んだ歯科保健の推進体制が現在も続いています。

新潟県の小学校でのフッ素洗口の実施率は実に89%と高く、全国平均の19%を大きく上回っています。

口腔保健推進の起点となった弥彦小学校の名前は地元新潟だけでなく、子どもの歯に関心のある歯科関係者の間でも広く知られています。

子どもの虫歯は学校の取り組みで減らすことができる

新潟県の実績を見ると、小学生の虫歯はフッ素の活用を含め学校の取り組みで減らすことができることがわかりました。

厚生労働省は2003年に「フッ化物洗口ガイドライン」を発表し、フッ素洗口推進の方針を明確に打ち出しています。

これは4歳児から老人までの虫歯予防に有効とされ、安全性に問題はないとしてフッ素洗口の具体的な方法も示しています。

これを受けて全国の自治体の取り組みが活発化し、幼稚園・保育園・小中学校でのフッ素洗口実施が増えていきました。

(↑新潟のゆるキャラ もち-うさぎです)

子どもの頃からの予防歯科は、生涯のお口の健康を考えると非常に重要です。

最近ではフッ素入りの歯科商品の種類も豊富に揃っています。

自分に合ったものを見つけたり、定期検診に通っていただいたりして、楽しく虫歯予防ができるといいですね!

 

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