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麻酔が効かない!?そんな時・・・

投稿日:2019-11-28 更新日:

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院長 久後 佑介
新浦安ブライト歯科、院長の久後佑介です。 私は日本歯周病学会認定医として、日本人の成人80%以上が罹患しているといわれる歯周病学に精通し、地域の皆様のお口の中の健康向上に寄与したいと思っております。 こちらのブログでも、最新歯科治療情報や海外の歯科治療についてもご紹介していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
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こんにちは、新浦安ブライト歯科 院長の久後佑介です。

麻酔が効かない!?

 

そんな恐ろしいことあるの!?という声も聞こえてきそうですが、実際に麻酔が効かないことはございます!

頻繁にあるわけではないですが、年に1ー2人ほど全く通常の麻酔が効かない人がいます。

お酒が強い人は効きにくいだとかなんだとか言われてますが、原因はよくわかっていません。

そんな時どうするか?諦めるのか?

そもそも歯科麻酔の種類についてご説明いたします。

歯科で扱う麻酔の種類について

 

浸潤麻酔(しんじゅんますい)

よく行われる一般的な麻酔です。

施術する部位の近くに麻酔薬を直接入れることで、浸潤(しみわたらせて)して麻酔薬を効かせます。

これで99%の人は、効くのですが、稀に全く効かない人がいます。

そして、効かない場合は、ほぼ下顎であることが多いです。

実は、骨には、目に見えない孔があいているのですが、下顎は上顎と違って、骨が緻密(ちみつ)にできているため、薬を入れても浸潤(しみわたって)していかないことが多いのです。

これは、奥歯に行けば行くほど、その傾向が強くなり、また年齢が上がれば上がるほど骨も硬くなっていきますので、ご年配の方の下顎の親知らずは少し身構えますね。

骨が硬いと、抜歯するのも時間がかかったりします。

 

伝達麻酔

伝達麻酔とはその名の通り、伝達して麻酔をします。

先ほどお伝えした通り、麻酔が効かない場合は、下顎の場合が多いので、下顎にしかやらない方法です。

実は、下顎の歯の神経支配は一本の太い神経(下歯槽神経)が支配しています。

下顎の中に太い神経(下歯槽神経)が入っており、その神経から分枝して、それぞれの歯の神経を支配しているので、その太い神経(下歯槽神経)ごと麻痺させようということです。

太い神経(下歯槽神経)はちょうど頬の内側あたりに下顎孔という孔が空いていて、その孔から骨の内部に入り込み、そのまま顎の内部を進み、下の前歯のあたりに、オトガイ孔という孔があるのですが、そこから外に出て下の前歯あたりの歯茎などの支配をしています。

下顎孔とオトガイ孔は、この神経線維が出入りしているだけあって、肉眼でもはっきり見ることができます。もちろん、解剖でのお話ですが・・・・。

太い神経(下歯槽神経)は骨の内部で、分枝をだし、下の歯の半分や、歯茎、唇、そして舌も支配しております。

左右で、別々の太い神経(下歯槽神経)が走行しているので、右側を麻痺させると、右側の太い神経(下歯槽神経)から分枝している範囲すべてが麻痺されます。

具体的には、右側半分の歯と一部分の歯茎と右側半分の舌が麻痺されます。

この神経は、感覚性の神経で、運動性の神経繊維はないので、麻痺されるのは感覚だけなので、顔の形が変わったりすることはありません。

学生時代、学生同士の実習で伝達麻酔し合うのですが、本当に、下顎の顔半分の歯と舌まで麻痺されて、解剖の神経の走行通りだなとしみじみ感動した覚えがあります。

かなり、強力な麻酔になるので、滅多にやることはないのですが、どうしても麻酔が効かない場合は伝達麻酔をすることがあります。

ちなみに、この太い神経(下歯槽神経)は、親知らずを抜くときに非常に近くを走行していることがあるので、抜歯時に誤って傷つけてしまうと、上述した麻痺症状が出る方がいます。

原則、切断や物理的な損傷で神経線維を傷ついてしまった場合は、治癒することはないと言われているので、注意が必要です。

そのほか、麻酔時の注意事項としては、近くを血管が走行しているので、血管に麻酔薬が入らないように、特殊な器具を使って確認しながら慎重に行う必要があります。

 

今の所、伝達麻酔しても効かないことはありませんでしたが、心理的に歯科恐怖症がある方や、まだ出会ったことはないですが、上顎で麻酔が効かない人がいた場合は、歯科の全身麻酔(静脈内鎮静)という方法もございます。

 

静脈内鎮静は、全身麻酔のように腕の血管に直接薬を流し込む方法ですので、本当に全身麻酔に近いので、ご希望される場合は、大学病院などをご紹介いたしますので、ご希望の方はご相談いただければと思います。

 

 

 

 

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