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新浦安ブライト歯科のホワイトニングコーディネーター、歯科衛生士の森 奈美です。
9月も中旬になり、まだまだ日中は残暑が続きますが、ようやく秋らしさを感じるようにもなりました。今年の暑さは例年より、長かったように思います。やっと、過ごしやすくなってきましたね(^ ^)
最近は口を閉じることができない大人や子供が増えています。ポカンとお口が開いたままの子供をよくみかけます。
20歳代の若者の90%が口呼吸であるというデータも出ているそうです。
口呼吸のデメリットとは?
●免疫力の低下
空気中にはホコリとともにウィルスも含まれています。鼻には吸い込んだ空気を浄化する機能がありますが、お口を開けっ放しだと、吸い込んだウィルスによって身体の免疫力が下がり、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などになる場合があります。
ウィルスや雑菌が口から直接、喉に届いて、風邪もひきやすくなります。
●口臭の原因や虫歯、歯肉炎(歯周病)が増える
口呼吸によってお口の中が乾燥すると、唾液の分泌が不足します。唾液が減ることによって口の中が乾燥して細菌が増殖しやすくなり、口臭が強くなったり、虫歯や歯肉炎(歯周病)のリスクも高まります。
●無呼吸症候群やいびきの原因になる
口呼吸だと寝ている時の舌の位置が喉の方に下がってしまい、無呼吸症候群やいびきの原因になります。
寝ていて苦しいと感じるほど、寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下します。寝ているのに、疲れがとれず、心身の不調につながります。
●歯並びを悪くする
いつもお口がポカ〜ンと開いていると、お口の周りの筋肉が衰えます。そうすると、前歯が出てきたり、顎の形成が不十分におなり、顔の輪郭のも影響します。顔の筋力が低下すると、口角が下がったり、シワやたるみができて老け顔になる可能性もあります。
口呼吸が癖になっている子供は舌で前歯を押しながら食べ物を飲み込みます。それを毎日続けていると大きい圧力がかかって食事の度に前歯を押し付け、出っ歯の原因にもなります。よって噛み合わせや歯並びが悪くなります。
鼻呼吸のメリットとは?
●免疫力アップやかぜをひきにくい、呼吸器疾患の改善など、上記で述べたデメリットと逆のことです。
鼻には空気を清浄する役割と加湿する役割があります。
口呼吸の治し方
歯並びが元々悪かったり、副鼻腔炎や鼻炎など、慢性的に呼吸がしづらい場合はそちらの治療を優先します。
単に習慣や癖で口呼吸になっているのであれば、自分で意識して直すこともできます。
睡眠中の口呼吸はいびきの原因になります。ドラッグストアなどで口を開かないようにするテープが売ってますので寝る時の貼って寝ると改善できる場合もあります。
また「あいうべ体操」という口の周りの筋肉を筋力トレするお口の体操があります。
「あいうべ体操」は「あー」と言いながら大きく口を開けて、「いー」で口を横に動かし、「うー」で口をすぼめて
「べー」で思いっきり舌を出します。子供でけでなく、大人がしてもいいです。この体操で小顔効果もバッチリです!
☆口呼吸チェック☆
□朝起きた時、喉が痛い
□いびきをかく
□歯並びが悪い
□口内炎ができる
□口の中や唇が乾燥する
□口を閉じると顎にシワができる
□口が自然と半開きになってしまう
こんな症状がある人は要注意
●鼻がよくつまる ●口がよく乾く ●口臭がきになる ●風邪をひきやすい ●口を閉じると息苦しい
●いびきをかく ●着色汚れや歯石がつきやすい
最近ではファーストフードやインスタント食品の普及のよって固い食べ物を食べる機会が減っています。柔らかいものばかり食べていると顎と口の咀嚼力が落ちます。しっかり噛んで歯ごたえがあるものを選びましょう!
お子様のお口ポカンが増えています。これをきっかけに改善できるといいですね。気になれば歯科医院にご相談ください。
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