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睡眠時無呼吸症候群
こんにちは、歯科医師の齋藤です。
今日は睡眠時無呼吸症候群について紹介させていただきたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群というのはその名の通り睡眠時に呼吸が止まってしまう時間がある病気です。
最近よくメディアで取り上げられるようになっていますが、睡眠中の無呼吸により睡眠の質が悪くなり、日中に眠気に襲われて事故につながるようなケースもあります。
成人男性の約3%、女性で0.5%くらい睡眠時無呼吸の患者さんがいると言われています。
睡眠時無呼吸症候群は関連疾患として、高血圧や心疾患、脳血管障害、糖尿病などと関連があるとの報告もあり、いわゆる生活習慣病との関連性が指摘されています。
なぜ睡眠時無呼吸になるのか
人間は睡眠中は全身の筋肉が弛緩した状態になります。
すると仰向けの状態では舌が下がるため気道が閉塞し無呼吸状態になります。
特に肥満の場合、喉の周りに脂肪があるために無呼吸になりやすく肥満は無呼吸症候群の大きな要因と言われています。
他にも気道周囲の筋の衰えや、アルコールも要因の一つに挙げられます。
治療法は?
・減量
・CPAP
・口腔内装置
・首回りの筋肉トレーニング
・睡眠指導
・外科的療法
などが挙げられます。
まず減量ですが、これは肥満が睡眠時無呼吸症候群の大きな要因であるので減量によって改善するというのは一番わかりやすいですね。
しかし睡眠時無呼吸の重度の場合第一選択はCPAPになります。CPAPというのは閉塞した気道を空気の圧力で広げて呼吸をできるようにする睡眠中に装着する装置です。
症状が中等度もしくは軽度であれば口腔内装置を装着することで改善できる場合があります。
口腔内装置というのは、
このようなもので睡眠時に装着していただいて顎を少し前に出した状態で固定することによって気道の閉塞を防ぐものになります。
いずれの治療でもまず医科での診断が必要なので睡眠時無呼吸症候群になってるんじゃないかと心配な方はまずお医者さんで相談してみてください。
人間の一生の三分の一は睡眠時間とも言われています。
それだけ長い時間を使う睡眠、質をあげて大事にしてあげたいですよね。
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